とりあえず、気付いたら一日を思い出すようにしたいので、書けるときは少しずつでもいろいろなことを書けるといいな…と思います。 たまに、詩…ではない短い気持ちの文章を書いてみたりするかもしれません。
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2013年が終わってしまう…
お久しぶりです、なんとか生きてます緑景です。
ちょっとストレスを感じてきてますが至って健康です。

年に1~2回ペースの日記はもはや日記とは言えませんが、まだ頑張ってここは残そうと思っています。
小説の進行や手ブロの更新までも滞っていますが、それもまだもう少し頑張ってみようと思っています。
特に小説に関しては、自分で書き始めたものなのだから、駄作になろうとも最後まで書き上げたいのです。
というわけで、初心に帰って短編を書いてみようと思います。
日付が変わってしまいましたので…一昨日は手ブロで生まれたオリキャラの誕生日なので、そのキャラのお話を書いてみます。
突発的に書くので、行き当たりばったりになるかもしれません。
それでも興味がありましたら、続きを読むからご覧ください。





12月12日、午前7時。
いつもなら起床して船内を掃除しているはずの緑色の髪の少年は、今日だけはまだ布団の中で穏やかに眠っている。
そんな少年の部屋に、まるで彼の兄弟だと見間違えるほどに似ている少年と少女がいた。

「よく寝てるね~」

少女は寝ている少年の様子を伺い、優しい笑みを浮かべている。
少し乱れている毛布を整えている姿は、まるで姉のようである。

「ふぁ~…、昨日睡眠薬を飲ませたからな」

寝起きなのか欠伸をしながら物騒な発言をする少年は、気怠げに窓を開けた。
さみぃな~などと暢気に呟きながら、快晴の空を見上げている。

「え、なんで睡眠薬なんて飲ましたの~!?」

こんな大切な日になんて事をしたんだと彼に詰め寄る少女。
今日は、いまだ目を覚まさない少年の誕生日。
主役の彼が起きなければ祝うこともできない。
非難の眼差しを向ける彼女の勢いに負け、少年は口を開いた。

「コイツの性格上、起きてたら働き出すぜ」

「……そうだね~」

ぴしゃりと断言する少年。
少女も本日の主役になる彼の事をよく知っているのか、少年の判断に納得をしてしまっている。

「昔ほどではないにせよ…アーモは自分のしでかしたことの罪を償うために生きてるようなもんだからな」

「もうずいぶん時間も経ったし、十分に今まで頑張ってきてるのにね~」

「コイツ自身がまだ自分を許してねえんだ……こればっかりは外野が何を言っても無駄だろ」

再び空を見上げる少年の少し鋭い眼は、空ではなくどこか遠くを見ているようだった。
少女は寝ている少年-アーモ-の元へ戻り、彼の前髪を撫でる。
溜息を洩らし、常日頃に思うことを呟いた。

「アーモ、私達は君の事を恨んでなんかいないんだよ?なのになんでそんなに荷物を背負ってるの?」

少女は悔しそうに口を歪ませて、俯いた。
泣いてはいないが、その背中を見るとそう勘違いしてしまいそうだ。

「責任…だろうな、それがコイツを追い立てているんだろうぜ」

窓際にいた少年が、いつの間にか少女の後ろに来て横になっているアーモを見下ろす。

「そんなの必要ないのに~」

「それでも、そうしていないと気が済まないんだろうな」

そんな奴だろ?と呆れ顔の少年。
少女の隣に来て胡坐をかき、アーモを見つめている。

「ねえマーモ、私達の正体を明かせば…」

「モア、そんなことしたらそれこそコイツのためにはならねえぞ」

少女-モア-の提案を塞ぐ少年-マーモ-。
戸惑いを見せるモアとはうって変わり、マーモは恐ろしく冷静だ。
その提案は、自分たちが消滅する可能性があるという事を二人は知っている。
それでも少しでも彼の重荷が軽くなるのならとモアは思ったのだ。

「今の状態で俺たちがいなくなってみろ、こんな危うい状態でコイツを置いていけるのか?」

「う~……ごめんなさい」

アーモの背負うものを無くす事ができる方法は今のところ一つもない。
長くそばにいたこの二人でさえも、そう簡単に彼の負担を取り去ることはできない。
モアはがっくりとうなだれた。

「お前の気持ちもわかる、俺だって同じ気持ちだけど、今は様子を見ていようぜ」

マーモはモアの頭の上にぽんっと手を乗せる。
彼女は彼の意外な行動に驚きつつも、俯いたままその手に甘えている。
普段ではどんなに面倒だなんだとぼやく彼だが、やはり自分たちにとって兄のような存在でいてくれるのだと再確認した。

「うん…そうだね~」

「コイツに何かあったら、俺たちが支えてやればいいんだ」

マーモは伸びをして部屋の出口へと足を運ぶ。
モアもそれに続いて彼の後を追った。
今日の彼らはいつも以上に忙しくなるだろう。



「じゃあ今日はアーモの分までしっかり働くんだよね~?」

「俺は俺のできることしかやらねーぞ」

「あれ~?睡眠薬の責任はどうするのかな~?」

「……ったく、わーったよ!やりゃいいんだろ!?」

「あはっ♪二人で頑張ろうね!!」

「アーモが起きるまで地獄だな……ちくしょう」



そして、睡眠薬で深い眠りについていたアーモは、その日の夕方近くに起床した。
仲間たちから誕生日を祝ってもらい、彼にとって大変幸せな一日だった。
ただし、なぜかマーモの理不尽なストレスを八つ当たりも同然にぶつけられたとか。
そんな一日が終わって、またいつもの日々を過ごしていく。
その日々には、彼のそばにいつも『兄』と『姉』がいるのである。



【END】
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